OmegaT は、 Windows、 macOS、 Linuxで動作するフリーの翻訳メモリアプリケーションです。そして、プロ翻訳者向けのツールです。OmegaT は、自動的に翻訳するわけではありません(これを行うソフトウェアは「機械翻訳」と呼ばれます。OmegaTは一部の機械翻訳プログラムまたはインターネットサービスに接続して利用できます)
OmegaT は、自由なソフトウェア(free software)です。つまり、ユーザーが自由にダウンロードでき、わずかな制約の下で使えます。ユーザーは、自由にコピーし、他の人々に配布することもでき、さらに自分のニーズにあわせて改変することもできます。フリーソフトウェアのより詳細な説明は、Free Software Foundation のWebサイトにあります。
OmegaT は、さまざまな種類のユーザー要件に対応するために、さまざまなバージョンで使用できます。
自分に一番合ったパッケージを探すには、下にあるダウンロードウィザードのリンクをクリックして、案内に従ってください。
あるいは、ダウンロードしたいバージョンが既に分かっている場合は、ボタンをクリックして、使用可能なさまざまな OmegaT バージョンの概要を表示してください。
OmegaT は、単に製品というだけではなく、ユーザーが参加できる楽しいプロジェクトでもあります。
OmegaT プロジェクトは、ほぼすべての分野でボランティアを必要としています。多くのユーザーはそれをわかっているでしょうが、それでも、「私はプログラミングができませんから…」という声をよく聞きます。プログラミングは確かに重要です。プログラミングなしにプログラムはできません。けれども、プログラミングは、やらなければならない仕事の一つにすぎないのです。以下に示すのは、今後もボランティアによる支援が大いに歓迎される分野です。
文書 は非常に重要です。これを読んでいる人のなかには、これまでにユーザー向け文書を幾度も翻訳した経験のある方も多いことでしょう。あなた自身で、ユーザー向け文書を書いてみようと考えたことはありませんか?それは、とても啓発的な体験になるでしょう!
OmegaT のユーザーインターフェースやヘルプテキストを、さまざまな言語へ翻訳してくださった方々に感謝します。そして、翻訳がなされていない言語がまだ数千残っています!OmegaT の多言語への地域化は、持続的な作業でもあります。なぜなら、新しい機能が絶えず追加されているからです。OmegaTのローカライズ/翻訳に関する詳細については、OmegaTローカリゼーションコーディネーターにお問い合わせください。
OmegaT ユーザーができるもっとも有用なことの一つは、OmegaT を使うことです。そして、バグや文書の不備を見つけたら、それを報告してください。
また、さらに新しくて魅力的だが、バグが含まれている可能性のあるOmegaTのWeeklyビルドをテストすることも検討してください。
専門誌に記事を書いたことはありますか?もしなければ、OmegaT の使用経験について書いてみてはいかがでしょう?
OmegaT は Java で書かれています。プログラマーでJavaをご存知の方は、OmegaTコントリビューション・ガイド、または/docs_develのソース・コードにある文書ソースの文章を参照して、貢献方法を確認してください。
もしあなたが他の言語でプログラミングできるのであれば、コアアプリケーションをサポートするコードを書くことができます。このような補助コードは、例えばJavascriptやGroovy、Tcl/Tkなどで既に書かれています。
とはいえ、「私は全然プログラミングができない」という方もいるでしょう。それなら習ってみませんか?コンピューターにかなり慣れていて、JavascriptやTcl/Tkのような単純なスクリプト言語をすでに利用していれば、簡単で役に立つスクリプトの作成方法を独学で数週間程度で習得できます。「専門能力の継続的な開発」は、昨今の流行語です!